カーナビの取り付け
購入したのはPIONEERの最新ボイスコントロールDVDナビ「carrozzeria AVIC-D909」です。(注:購入当時は最新でした。)
まず、カーナビ本体をどこに設置したらよいか随分と悩みました。なにしろ筐体が非常に大きく、まるでビデオデッキの様だからです。これを取り付けるのには、ベンチシートの下ぐらいしか思いつきませんでした。しかし、折角の収納庫を無駄にしたくないし、何とか隙間に納められないかと検討していると、なんとベンチ下の収納庫の奥に無駄になっている空間があることがわかりました。ここを利用することに決定!
ベンチシートを外し、ベンチ下の収納の天板を外しました。強度を考えてから位置決めをし、思い切ってジグソーで切り抜きました。蓋が載せられるようにタル木で補強をして、完成。
写真の左手前側の穴がカーナビメンテナンス用に開けたものです。ベンチ下から通さなければならない配線は、モニターケーブル、衛星アンテナ、TVアンテナ、FMアンテナ、ビーコン、マイク、電源(+)、(-)、ACC、パーキング、バック、イルミネーション、車速パルス、等々と大変多く、ベンチ脇に全てが通せるように直径5cmくらいの穴をホルソーで開けました。
バッテリーはベンチ下にあるので、常時電源(+/-)は直に接続しました。
OX(ELF150)はグローブボックスにヒューズボックスがあることから、ここに配線が集中しています。
ELF150の車速パルスは、グローブボックスの裏側からとれます。
グローブボックスは、リッドを開き、4本のネジを外すことで簡単に外れます。
ELF150の車速パルス取出箇所
グローブボックスを外すと、左上部に写真のようなユニット(QOS-3コントロールユニット)が見えます。
ここに接続されているコネクタ(13ピン)の白のコード(上段左から3つ目)が車速パルスです。
ここから車速パルスが取り出せるという情報はYMSにて教えて貰いました。
対象となる車両形式は、KC-NHR69C, NHR69CA, NHR69CV, NHR69CAV, NHR69E, NHR69EA, NHR69EV, NHR69EAV, NHS69EA, NHS69EAVです。
24V車の場合は、インパネ下、ステアリングポスト左のA/T ECUのコネクタ部、2個のコネクタのうち16ピンカプラ側の白のコード(上段左から5つ目)が車速パルスだそうです。ただし、私は未確認ですので、詳細はYMSまたはいすゞディーラーにて確認された方が良いでしょう。
いすゞディーラーでは、メーター裏側にカースピードセンサーからの配線があること(12/24V車共)、また、そのコネクタの品番、形状、場所等を教えてもらいました。しかし、93.5型(モデルチェンジ)以降、95.5型、97.0型、98.0型、99.0型等、年式や車体番号によっていろいろとあるようなので詳細はディーラーに確認した方が良いとのことでした。配線図をもとに、親切に教えてくれます。
メーターを外すのは非常に困難なので、YMSで教えて貰った場所の方が、簡単に接続できるようです。
コネクタの裏側に出ている白線から接続用コネクタを使って車速パルスを取り出しました。 問題なく車速パルスが検知できていることを、ナビの接続状況画面で確認できました。
イルミやACCの配線は、シガープラグ近辺から取り出しました。 パーキングの配線は訳があって接続していません。また、「バック配線の接続不要」とのマニュアル通り、これまた接続していません。
TVアンテナはバンクベット側面の壁に、衛星アンテナはバンクベットのマットの下に設置しました。OXはFRPボディなので、車外へアンテナを出さなくても充分に受信しています。(^o^)v
ボイスコントロール用のスイッチはハンドルに、マイクは運転席上部に付けました。後になって、リバース、常時通電、ACC、イルミ、エンジンON、アース等をまとめたコネクタが、グローブボックス裏に配線されていたことがわかりました。これはワイパーモーターハーネス端部に「増設用サービス端子」としてテーピング(青)されているものです。さすがYMS!\(^o^)/
右側が本体とビーコンユニット、左側がTVチューナーです。チューナーが納めてある場所は、デッドスペースになっていた場所です。
取り付け当初は、本体とチューナーを専用の金具で2段重ねにしていましたが、熱暴走をするらしく、何度かエラーリセットしてしまいました。
双方ともかなり熱を持つので、別にした方が良いみたいです。写真の様に分けてからは、ほとんどエラーを起こさなくなりました。(^_^)v